「キッチンリフォーム、何年持つんだろう?」これは、私が数年前にリフォームを検討し始めた時に一番気になったことでした。せっかく大金をかけるのだから、長く快適に使いたい。でも、どこまでこだわればいいのか、どのタイミングが良いのか、正直なところ手探り状態でした。今回は、我が家が経験したキッチンリフォームの道のりと、「長く使う」ことを意識した選択について、ブログ形式でお話ししたいと思います。我が家のキッチンは築十五年。特に大きな不具合はなかったものの、水栓のレバーが少しぐらつき始めたり、レンジフードの吸い込みが弱くなったりと、小さな不満が積もり積もっていました。何より、全体のデザインが少し古く感じられ、料理をするたびに「もう少しおしゃれだったらな…」と思うようになっていたのです。そこで、思い切ってリフォームを決意。目標は「今後二十年は快適に使えるキッチン」でした。まず、リフォーム会社の方と相談する中で、単に設備を新しくするだけでなく、「素材選び」が寿命を大きく左右することを知りました。例えば、ワークトップ。当初は手入れのしやすい人工大理石を考えていましたが、耐久性や耐熱性を重視して、よりグレードの高いクォーツストーンを勧められました。価格は上がりましたが、熱い鍋を直置きしても大丈夫ですし、傷がつきにくく、汚れてもさっと拭くだけで綺麗になるので、日々の手入れが格段に楽になりました。結果として、この選択は大正解だったと今でも思っています。次にこだわったのは「収納」です。以前のキッチンは吊り戸棚が多く、背の低い私には使いこなせないデッドスペースが多かったのです。リフォームでは、奥まで引き出せる引き出し式の収納や、手が届きやすい位置に設置できるスライド式の収納を多く取り入れました。これにより、収納力が格段にアップし、キッチンが常にスッキリと片付くようになりました。物がどこにあるか一目で分かるため、料理の効率も上がり、まさにストレスフリーです。そして、欠かせないのが「設備機器の選択」です。食洗機は、大容量で乾燥機能も優れた最新のビルトインタイプを導入。おかげで食後の片付け時間が大幅に短縮され、夫婦の会話の時間が増えました。レンジフードも、フィルターレスでお手入れが簡単なタイプを選んだことで、定期的な清掃が億劫にならずに済んでいます。