網戸の張り替えは、正しい道具を揃えることから始まると言っても過言ではありません。自宅の網戸がたわんでいたり、穴が開いていたりするのを見つけると、多くの人がホームセンターへ足を運びますが、そこでまず手に取るべきは網戸専用の道具たちです。最も基本的な道具は、新しい網、網押さえゴム、そしてゴムを溝に押し込むための専用ローラーの三点です。網の種類には、一般的な二十メッシュ程度のものから、小さな虫の侵入も許さない三十メッシュ程度の細かなものまであり、色も視認性の良いブラックや室内が見えにくいグレーなど、用途に合わせて選ぶ必要があります。次に重要なのが網押さえゴムの太さです。これは非常に重要なポイントで、既存のゴムの太さを事前に確認しておかないと、いざ作業を始めたときに太すぎて溝に入らなかったり、逆に細すぎて網が固定されなかったりするという失敗を招きます。一般的には三点五ミリメートル、四点五ミリメートル、五点五ミリメートルといったサイズ展開がありますが、迷った場合は太さを自由に変えられるタイプを選ぶのが賢明です。そして、作業の効率を劇的に変えるのが専用ローラーの存在です。ローラーの先端が二股になっていたり、細かな溝を押し込める形状になっていたりするものが使いやすく、無理な力を入れずにゴムを滑らかに誘導することができます。さらに、網戸専用カッターも用意しておきたい道具の一つです。普通のカッターナイフでも代用は可能ですが、専用のものは枠の角に沿って網を切りやすい形状になっており、フレームを傷つけるリスクを最小限に抑えながら、仕上がりをプロのように美しく整えることができます。また、作業中に網がズレないように固定する専用のクリップも欠かせません。洗濯バサミでも代用可能ですが、保持力の強い専用クリップを四隅に使うことで、網に均一なテンションをかけながらゴムを押し込んでいくことができ、シワのない完璧な網戸に仕上げることが可能になります。