私は長年、趣味のロードバイクの置き場所に頭を悩ませてきました。高価な機材を屋外に置くのは防犯上不安ですし、かといって狭い玄関に無理やり持ち込むと、通るたびにハンドルが服に引っかかったり、雨の日の帰宅後に床が泥だらけになったりと、ストレスが絶えませんでした。そこで、思い切って玄関から廊下の一部までを解体し、広い土間へとリフォームすることに決めたのです。完成した土間は、自転車二台を余裕で並べられる広さがあり、壁には専用のラックを設置してメンテナンス道具も機能的に収納できるようにしました。このリフォームによって私の生活は劇的に変化しました。何より嬉しいのは、帰宅してそのまま土間で愛車の整備ができるようになったことです。汚れを気にせずチェーンの洗浄やオイル差しができ、床が汚れてもほうきで掃いて水拭きするだけで簡単に綺麗になります。また、土間という「外に近い室内」があることで、趣味仲間が遊びに来た際も、靴を脱がずに腰掛けて自転車談義に花を咲かせることができるようになりました。リフォームの際、建築士さんのアドバイスで床をモルタル仕上げにし、壁の一面にOSB合板を採用したことで、ガレージのような無骨でかっこいい雰囲気に仕上がったのもお気に入りのポイントです。当初は冬の寒さを心配していましたが、土間部分の床下にもしっかりと断熱材を入れてもらったおかげで、想像していたような冷え込みは感じていません。むしろ、夏場はひんやりとした床が心地よく、愛犬も好んで土間で昼寝をしています。限られた居住スペースを削ってまで土間を作ることに最初は家族も半信半疑でしたが、今では雨の日の洗濯物干し場や、買い物帰りの荷物の一時置き場としても大活躍しており、家族全員が「リフォームして本当に良かった」と実感しています。自分のこだわりを形にした土間は、単なる通路だった玄関を、毎日がワクワクするクリエイティブな空間に変えてくれました。